暮らしやすい間取り 前編
皆さま、こんにちは。爲井澄子tamei sumicoです。
お子さんの誕生や成長が、新しい住まいを検討するきっかけになるというご家庭は多いかもしれませんね。立地やお値段やサイズなど住居を選ぶ基準はいくつかありますが、プロの意見を聞いてみたい項目の一つに、「間取りの優劣」を挙げる方は多いのではないでしょうか?今日は、子育て世代に適した間取りについてお話します。
世の中には『建築士が教える暮らしやすい間取』や『住みやすい間取りのお手本』などのようなプロの手による書籍やネット記事がたくさんあります。それらを読めば間取りの正解が分かるかというと、私の答えは、「間取りの正解は、お客様がどんな暮らしをしたいかによって変わります」という究極の真理です。
どうでしょう?何だか煙に巻かれたような、はぐらかされたような、微妙な気持ちになりますよね。失礼しました 笑。それでは私が実際に遭遇した事例をご紹介しますね。
去年の1月の時点では、自宅の住み替えなど全く頭になかった我が家。ふとしたきっかけで引越しを決意し、自宅の売却と新居の購入を同時に進め、同じ年の7月には引越しを完了していました。仕事柄、当然のように注文住宅を建てたかったのですが、なかなか気に入った土地が見つからず、また自宅の売却とタイミングを合わせる必要があったため、早々と舵を切り建売を購入することにしました。そして数か月後、残った候補は大きさもお値段も立地条件もほぼ同じ、間取りも似通った2軒でした。この間取りのわずかな違いから、私たちは片方の家を選ぶことになります。
さて、実際の間取りをご覧ください。皆さんだったら、どちらを選びますか?
BよりもAが優れていると感じた点はたくさんありました。
- お部屋の面積が合計2.5畳分、大きく取れている
- 全ての個室が2面以上の採光
- 2階の洋室の全てにバルコニーがある
Bは、2階に廊下がある分お部屋が狭くなりますし、特に洋室2は窓が一面しかなくバルコニーもありません。キッチンの奥行きも狭いです。それにもかかわらず、私が選んだのはなんとBなのです!次回、私が何を基準にどう検討したか、詳しくお話しますね。
それでは、皆さま、enjoy your happy home!
2023/01/15 09:21