インテリアの祭典ミラノサローネ

こんにちは。インテリアコーディネーターの原山です。

4月に開催されたインテリアの祭典ミラノサローネに初めて参加してきました。
ずっと憧れていたミラノサローネ、実際行ってみると規模も内容も想像をはるかに超えるビッグなイベントで、沢山の刺激を受けてきました。

ミラノサローネミラノサローネ

今回は、色々なメディアでも取り上げられていますが、私が実際ミラノで感じた2024年のインテリア3つのトレンドをご紹介したいと思います。

1.レトロムード

多くの展示会場で見られたレトロムード。特に70年代を感じるインテリアを多く目にしました。
鮮やかなカラーと遊び心のあるフォルム、そしてラッカー塗装やクロム素材等のグロッシーなマテリアルや大理石を合わせて70年代をより洗練した形でリバイバル。
カラーはテラコッタオレンジ、深い赤色のバーガンディー、グリーンが多く見られました。
また、背丈の低い家具が注目され、ソファはシートの高さが低くリラックスしたムード。
レトロムードを住宅に取り入れるのはハードルが高いですが、シートの低いソファにレトロな雰囲気のカラフルなクッションを合わせて、お気に入りのヴィンテージ小物でアクセントつける等、お部屋の一部分を模様替えするように気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。

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2.自然を感じるインテリア

コロナ以降多く見られるようになった自然を感じられる、やさしい有機的なフォルムのインテリアが引き続き多く見られました。
ソファもラウンド型のものが多く、どのブランドも人々がコミュニケーションをとりやすい形を追求しているようです。
カラーはニュートラルなオフホワイトやベージュ、グリーンやブラウンが多く用いられ、素材は優しく温かみのあるもこもこしたブークレーが大人気。多くのブランドで取り入れられていました。
居心地の良いくつろぎの空間づくりにピッタリのテイストですので、是非参考になさってください。

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3.サスティナブルデザイン

ミラノサローネに参加してインテリア業界もサスティナブルな取り組みに力を入れていることを実感いたしました。
パオラレンティでは廃材を再利用したプロダクトがつくられ、カッシナー等のラグジュアリーブランドでも再生資源を使用し、リサイクルを意識したデザインするなど環境に配慮した活動を推進していました。
また、多くのハイブランドがバイオーダーという注文を受けてから制作することで、家具の在庫を持たず徹底して無駄な製品をつくらないシステムになっています。
私たち消費者もそれぞれのブランドの取り組みを意識しながら、家具を選んでいくことが大切だと感じました。

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今回ミラノで各ブランドの新作コレクションをまとめて見ることで、インテリアのトレンドが今の世情を色濃く反映していることがよくわかりとても興味深かったです。
不安なニュースが多い中、明るく心地よい空間が求められるのは自然な流れなのかな、と感じました。

また、エルメス、プラダなど、多くのハイブランドが開催していたインテリアのエキシビションに参加し、ファッションとインテリアが密接に関係していることをあらためて認識しました。
人々がファッションで自分の個性を表現するように、インテリアもその人を表現する大切なツール。デザインを楽しむ沢山の人々でにぎわうミラノの街を見ながら、デザインは暮らしを豊かにするために重要な役割を担っていることを実感した貴重な経験になりました。

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それではみなさま、enjoy your happy home!

2024/06/25 09:20