バリ島の特別な祝日、ガルンガン

明けましておめでとうございます。

インテリアコーディネーターの原山です。
我が家は今年、初めてシンガポールでお正月を迎えました。
シンガポールは大晦日に各地でカウントダウンの花火が打ち上げられ、コロナが落ち着き3年ぶりとなるイベントで大盛り上がりでした。
マリナベイサンズで開催されたイベントでは、花火と一緒にドローンを使った空間アートも見ることができました。スポンサーの一社がサンリオということで、夜空に大きくキティちゃんやぐでたま等も描かれ、日本のキャラクターと花火のコラボレーションに大興奮の年越しになりした。

今回はお正月3日から、久しぶりにバリ島に旅行に行ってきたのでレポートしたいと思います。
私たちが到着した1月3日は、バリ島の特別な祝日、ガルンガン。バリ島が一番バリ島らしく美しく飾られる時だそうです。
ガルンガンは日本のお盆のようなお祭りで、人々はバリの伝統的な民族衣装に身を包み、ご先祖様を迎える準備をします。家の前には、竹やココナツの葉でつくられた、龍を模した大きなペンジョールという飾りが立てられ、それを目印にご先祖様が戻ってくるとのこと。街中で黄色の龍が揺れる様子は、バリ独自の文化が感じられる感動的な景色でした。

ペンジョールバリ島バリ島 ウブド

そのペンジョールが揺れる道をぬけ、まず向かったのはバリ島の緑あふれるヒーリングスポット、ウブド。
今回はバリ島の伝統的な建築様式で建てられたジャングルの中の隠れ家リゾート、「カユマニスウブドプライベートヴィラ」に宿泊しました。「カユマニス」はインドネシア語でシナモン。シナモンの木がシンボルのこのホテルは、外国人がマネジメントする高級ホテルが多いバリで、マネジメントを含むスタッフのほとんどが、バリ人、インドネシア人という異色の存在。「地元の文化を知る者こそが、旅行者に自国の文化を伝え、またゲストを自分達のもてなし方で歓待することが出来る」というポリシーに惹かれここに宿泊することに決めました。緑に囲まれたそのホテルは川のほとりにあり、見渡す限りの大自然に囲まれたリラックス感溢れる空間です。
私たちが泊まったヴィラには大きなプライベートプールがあり、その前にはアランアランというバリならではの茅葺きの屋根の下にオープンなリビングスペースが広がります。
そして、メインの建物の中に入ると天蓋のベッドがありリゾート感満点。内装もバリらしいダークなブラウンの家具にカービングを施したアートを合わせ落ち着いた雰囲気です。
そしてなんといっても、ここでの滞在で一番印象的だったのが、外のスペースに設置されたバスとトイレでした。
もちろん部屋やオープンスペースからは見えない造りですが、初めての屋外体験に最初はソワソワ。しかしカエルや鳥の声や雨音を聞きながら、自然を感じるバス、トイレタイムは思い出深い貴重な経験になりました。
ダイニングもジャングルビューで雰囲気抜群。星を見ながらいただくディナーはとてもロマンティックです。お食事も大変美味しく、スタッフもホスピタリティ溢れる丁寧な接客で大満足の滞在となりました。バリの自然を感じたい方にはおススメのホテルです!

カユマニスウブドプライベートヴィラカユマニスウブドプライベートヴィラカユマニスウブドプライベートヴィラ
カユマニスウブドプライベートヴィラカユマニスウブドプライベートヴィラカユマニスウブドプライベートヴィラ

お部屋をアジアリゾート風にしたいという方にワンポイントアドバイスを。
アジアリゾートの空間をつくるキーポイントは素材選びです。

家具は自然素材のものを選ぶとよいです。チークやマホガニーの無垢材を用いたものや、ラタンやバンブー、ヒヤシンスといった素材の家具を選ぶとアジアのリゾート感ある空間に。この時気を付けたいのが木材の色を統一すること。できるだけ色を同じにするとまとまりのある空間になります。
そしてファブリックもリネン、コットンといった自然を感じられる優しい風合いのものをチョイス。色はホワイト、アースカラーをベースにし、アクセントに自然を感じるグリーンやオレンジ、エキゾチックな紫などを合わせると雰囲気が出ます。
アジアリゾートスタイルは日本の家にも取り入れやすいので、お気に入りのアジアン小物やアートと合わせてリゾート気分を盛り上げてみてくださいね。

それでは、皆さま、enjoy your happy home!

2023/01/17 09:48