ラッフルズホテルのクリスマスアフタヌーンティー

こんにちは。インテリアコーディネーターの原山です。

シンガポールは雨期に入り少し暑さが和らいだとはいえ気温は毎日30度近く。半袖で過ごす初めてのクリスマスを迎えます。寒いクリスマスしか経験したことがない私には、眩しい日差しの中で見るツリーはまだまだ不思議な感覚ですが、12月に入り街は一気にクリスマスムードです。中心街のオーチャードではプロジェクションマッピングを使ったショーやライトアップが始まり、沢山の人々で賑わっています。

今回は常夏シンガポールでクリスマス気分をさらに盛り上げるべく、シンガポールを代表する名門ホテル、ラッフルズホテルのクリスマスアフタヌーンティーに行ってきたのでレポートしたいと思います。

ラッフルズホテルは「東洋の貴婦人」と称され、世界の著名人にも愛される有名ホテルです。シンガポールの歴史的建造物にも指定されている美しい白亜のコロニアル様式の建物は、1899年に完成し多くの人を魅了してきました。その後、2019年にホテルデザインで名高いイタリアのインテリアデザイナー、アレクサンドラ・シャンパリモーによって新しいモダンな命を吹き込まれ、より優雅で洗練されたホテルに進化しています。

ラッフルズホテル シンガポール

クリスマスシーズンに入り、ホテルはデコレーションが施されとても綺麗。真っ白な壁に赤いクリスマスの装飾が映えます。
荘厳な雰囲気のエントランスで受付を終え、ドキドキしながらドアをくぐるとそこは思わず感嘆の声がもれるほどのゴージャスな空間。3フロアにかけて吹き抜けた開放感のあるロビーの正面には大きなクリスマスツリーが飾られ、その上にはクリスタルのシャンデリア煌めいています。

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アフタヌーンティーはこの素晴らしいグランドロビーでいただくことができます。
宿泊客以外に、このグランドロビーに足を踏み入れることができるのは、アフタヌーンティーやレストランの利用者のみ。その特別感がまた魅力の一つなのかもしれません。

今回のアフタヌーンティーは12月限定のクリスマススペシャル。
テーブルには可愛いクリスマスアレンジメントが飾られ、ロビーではハープの生演奏のクリスマスソングが流れています。
お食事と一緒にいただく飲み物を選んだ後、しばらくするとついに3段のケーキスタンドが運ばれてきました。

ラッフルズホテル アフタヌーンティーラッフルズホテルアフタヌーンティー

一段目はセイボリーのサンドイッチが5種類。2段、3段目には繊細なクリスマスデコレーションのスイーツ。食べるのがもったいないかわいさです。
後から運ばれてきたクランベリースコーンには、ラッフルズホテルのオリジナルのローズジャムが添えられておりこれが美味しい。
全体的に甘さをひかえ目の上品な味で、ボリュームがあったのですがあっという間におなかの中に。
素晴らしい空間での特別な体験は、シンガポールで過ごすクリスマスの素敵な思い出になりました。

年末年始はお客様をお招きすることも多くなりますね。
ホームパーティーを盛り上げるデコレーションについて少しアドバイスを。

テーブルコーディネートのポイントは3つ。

  • 使う色を3色以内にまとめること。
    使用するクロス類や食器がカラフル過ぎると雑多な印象に。ベースカラー、テーマカラー、差し色の3色を決めてシンプルにまとめましょう。
  • 高低差をつけること。
    ケーキスタンドやキャンドル、ワイングラス等でフラットなテーブルに動きをつけると一気にパーティームードがでます。重ねたお皿の上にかわいいテーブルクロスをセットすれば華やかに。クリスマスにはオーナメントをテーブルに置くだけでも素敵なデコレーションになりますよ。
  • 非日常感を演出すること。
    いつもは使わないキャンドルをテーブルにセットしてセンターに小さなお花を置く。それだけでムードが出ます。小さなお子さんがいるご家庭はIKEAやニトリで手に入るキャンドル型ライトがおすすめです。

テーブルコーディネート

少しの工夫で素敵な時間が過ごせるのがインテリアの魅力です。是非取り入れて楽しいホリデーシーズンをお過ごしください。

それでは、皆さま、enjoy your happy home!

2022/12/16 10:13