壁紙で洗練と遊び心を

皆さま、こんにちは。爲井澄子tamei sumicoです。

自分の好みのインテリアに整えられ、住んでいると心がウキウキし、遊びに来た友人からは「オシャレだね!」と口々に褒められる、そんな家に暮らしたいと願っている人は多くいらっしゃるかもしれません。ですが、子供がいるごく普通のご家庭では、「シック」や「エレガント」などなど、いわゆるスタイルのあるインテリアはなかなか作りづらいのが現状かと思います。そこで、お子様にとっても楽しく、大人にとってもオシャレなインテリア・スタイルを両立させるコツを、今日は壁紙の観点からお話したいと思います。

我が家が新居に越したとき、息子は3歳でした。仕事柄、住環境が心理面に与える影響をかなり重要視している私は、「オシャレだけど気取らない、遊び心のある空間」作りを目指しました。そこで一つの方向性として選んだのは、動物柄の壁紙です。・・・ちょっと待ってください!どうか、ここで読むのを止めないで 笑。

動物柄というと、なんだかとてもポップで子供っぽくなりそうな印象ですよね。実際に貼ったらどうなるのか、経験がないとなかなか想像するのは難しいかもしれません。そこで、私が選んだ壁紙と共に、実際に貼ってみた我が家の様子を、2例ご紹介させてください。

まずは、玄関です。ポップどころか、むしろ「細い曲線がエレガント、そしてオイスター・カラーがグレージュの床色を引き立て温かみを添える中、よく見るとシマウマ柄」という、洗練さと遊び心を両立させる狙い通りの空間に。主張しない色味なので、玄関に飾ったお花も引き立ち、お客様をお迎えする場としても最適の玄関になりました。

もう一か所は、お手洗いです。冷めた青緑にアンティーク・ゴールドの落ち着いた光沢がアクセントの、とても大人っぽい配色です。そこへ、チーター柄。なんとも心憎いデザインではないですか!建具のダークブラウンとの相性も抜群で、子供っぽさは微塵もありません。もちろん、チーター柄に3歳の息子も大喜び。安易にトラ柄だと思い込んでいた私に、「これはチーターだ」と訂正するほどの観察眼で見入っています。

玄関やお手洗いは、コーディネートが必要となる家具がないため、壁紙で冒険しやすいエリアです。子供っぽくならない基準は、「グレイッシュな色味」「マットな発色」「エレガント and/or モダンなスタイル」。この3点に気を付けて、ぜひ楽しい挑戦を♪

それでは、皆さま、enjoy your happy home!

2022/09/12 14:54