ラグでお部屋を素敵に【前編】

こんにちは。インテリアコーディネーターの原山です。
シンガポールは賑やかな中秋節が終わり、雨期が近づいてきました。少し気温も下がり過ごしやすい季節がスタートです。

先日シンガポールでタフティングのワークショップに行ってきたので、シンガポールのラグ事情と合わせてレポートしたいと思います。

タフティングとはテキスタイル制作の技法のひとつで、毛糸をタフティングガンという専用の器具を使って布に打ち込みオリジナルのラグやカーペットをつくるものです。
アメリカや韓国など海外で2020年ころから人気に火が付き、日本でも全国にスタジオができているようです。
タフティングの魅力は、自分でデザインしたものを好きな色の毛糸を使って形にしていくワクワク感、そしてタフティングガンで勢いよく布に絵を描いていく爽快感。
ダダダダダ…と無心に毛糸を布に打ち込んでいく作業はとても楽しく、ストレス解消にもぴったりです。

今回、私はタフティング初挑戦でしたので、シンプルなバウハウスの幾何学模様のアートを参考にした長方形のラグを作成することにしました。
事前に送ったデザインをもとにスタジオの方で下絵を準備してくださり、ワークショップがスタートです。
ラグに使う毛糸は、コットン、ウール、リネンなど色々と種類があり、選ぶ糸の種類や糸の太さによって仕上がりのテクスチャ―が変わってきます。カラーも豊富なので毛糸を色合わせしながら選ぶのも楽しみの一つです。

タフティングは打ち込む毛糸の間隔によってラグの目の詰まり具合も変わってくるので、慎重にタフティングガンを進めていくのがポイント。下書きの絵の上を直線で埋めていきラグを仕上げていきます。
ひたすら作業すること2時間、なんとかオリジナルの小さなラグが完成!仕上がりも可愛く大満足のタフティング体験でした。

自分でつくった世界で一つだけのラグは愛着もわき、その作る工程も楽しめるので、是非みなさんも機会があったら挑戦してみてください。
ちなみに今回作ったラグは、我が家の愛犬専用マットとして活躍しています!

  

家にラグを購入したいのだけれどどのようなものがよいかわからない、とよく相談をいただきます。難しいラグマットを選び、失敗しないためにポイントをお伝えしたいと思います。

POINT 1  家具より大きなサイズを選ぼう!

ラグを選ぶ際に一番注意したいのがそのサイズ。ラグは家具より大きなものを選びましょう。
ソファの下に敷く場合はソファの端から最低でも15cm以上、またダイニングの下に敷くラグは椅子を引いて椅子の後ろから60㎝以上余裕をもたせるとバランスがよいと言われています。
サイズが小さいと見栄えが悪いだけでなく、ラグがずれる要因にもなりますので、しっかり採寸し適切な大きさのラグを選びましょう。

POINT2 目的に合ったラグを選ぼう!

ラグは空間にまとまりをもたせ、お部屋の印象を決めるのに大きな役割を果たしてくれます。
何よりラグの上にあるものをひきたててくれる効果がありますので、家具のフォルムやカラーに合わせてラグを選ぶと素敵な空間に仕上がります。
例えば、お気に入りの一人掛けソファを目立たせたい場合は、目を惹く丸いラグを下に敷くことで特別なスペースに。
また、ラグにはゾーニング効果があるので、色々な形の家具がある場合は、全ての家具が入る大きさのラグを敷くことで一体感がうまれ空間がまとまります。

ラグを変えるとお部屋の印象もがらりと変わりますので、気分を変えたい時やお引越しの際に是非新しいラグにトライしてみてくださいね。

ハッピーインテリアでは、お部屋のお悩みがありましたら何でも相談いただけます。
あなたのお部屋にピッタリのラグも、家具や床材とのバランスを見ながらお選びいたしますので、まずはお気軽にご連絡ください。
理想のお部屋をご一緒に叶えましょう!

後編ではシンガポールのラグ事情についてレポートしたいと思います。
それではみなさま、enjoy your happy home!

2024/10/10 09:57